2021 OHArchitecture

枚方のオフィスと休憩所

Project

場を生み出すハコとカベ

クライアントは膜の製作加工を行っているリーディングカンパニーで、敷地は工場01棟・工場02棟・旧事務所棟・新事務所棟・研究棟・厚生棟と様々な施設が並ぶ工場内の一画。あまり使われてない倉庫だった場所をオフィス・休憩所スペースにコンバージョンすることで、従業員の居場所を作り、ホスピタリティ向上を目指したプロジェクトです。

1階は室を箱として挿入して、箱以外の余白の部分を開かれた休憩スペースとしつつ、一部の箱を開けることで、少し籠れるような休憩スペースも生み出してます。2階は断面が凸凹した曲線を壁を挿入して、壁が展開することで、小上りやテーブルやカウンターを生み出し、人々の行為の拠り所になるように計画しました。また、建物中央の床をぶち抜き、吹抜けをつくり新たな橙色の階段を挿入することで、上下をつなげつつ、隣接した工場からのスムーズな動線計画を実現しました。

※橙色のだいだいは、実が熟しても木から落ちにくく、放っておくと2〜3年連続して同じ木に実をつけることから、「代々(だいだい)家が続くように」と正月飾りになる縁起物です。今回はこの工場が出来た55年前の躯体を更なる未来へ繋げる意味を込めて、だいだい色を提案しました。

More Photos
2026.01.05

柔らかさと力強さ

クライアントは膜の製作加工を行っているリーディングカンパニーです。工場の天井形状を変更して、2階からも作業が見えるようにしつつ、自社で製作している膜を垂らすように柔らかく取り付けてます。一方で、既存躯体に負けないように新設階段は塊りのような存在感があるものにしています。いつも軽やかな階段を設計することが多いですが、今回はすぐ階段と分かるように目立つ形と色にする予定です。柔らかさと力強さが同居する空間になるように現場を進めて行きたいと思います!

2025.12.03

挿入される箱と壁

2025.08.01

床開口と補強

2024.10.11

魅力的な躯体