2021 OHArchitecture

麓町の住宅

Project

ずれと素型

京都の中心部の準防火地域に建つ町家。必要な諸室を敷地に当てはめると3階建になり、木造3階建では開放的な空間がつくりにくい。そこで躯体がそのまま仕上げになる鉄骨造素地仕上げを選択し、鉄骨造でありながら木造の繊細さとコストを実現することにした。

景観法と高さ制限で半自動的に決められるボリュームに対して、外的基因によるずれを積極的に利用することで、庭や外室を作り出し、さまざまな光と風を享受できる開放的な都市型町家の素型を作ることを目指した。1階は店の間と水回り、2階は主室、3階は室というシンプルな構成ではあるが、間室とよぶ脱機能的な空間を他の室を分断するように中央に挿入することでずれを生み出しつつ、構成要素をばらばらにしたり、中庭とずらしたりすることで全体を緩やかに分けた。また、鉄骨・デッキ・PB・合板など素材を繊細なディテールでそのまま仕上げることで、あるべき素型を大事にしたシンプルな佇まいとしている。

素型とは、人々の行為によって、そうあるべきかたちが、積み上げられきた姿であると考える。京町屋が積み上げられた姿であるように、この家もそうあるべきかたちを少しずらしながら積み上げて出来ていると言えるだろう。

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2021.03.08

オープンハウス&ギャラリー

先週末、オープンハウス&ギャラリーを行いました。50人くらいの人に来ていただき、写真や物販も売れたので、とりあえずイベントとしては成功だったと思います。

自分自身も来た人に説明したり、質問に答えたりして、この建物の在り方が深まったような気がします。

今後も、このようなイベントをやっていきたいと思います。

 

2021.03.04

石の記憶を紡ぎます

2021.02.24

オープンハウスを開催します

2021.02.02

ピンクの坊主?

2020.12.08

ピンクの世界

2020.11.17

パズルのような床組

2020.11.02

鉄骨造らしいディテール

2020.10.20

床デッキと水平ブレースが逆では?

2020.10.09

空飛ぶ鉄骨!

2020.08.05

隣のコンクリートが!