以前設計監理させていただきましたヨンヒャクドさんに、お店のご相談もあり久しぶりに行ってきました。
竣工後数年たちますが、お施主さんのセンスが良い事もあり、厳選された家具やオブジェでお店はとても良い空気感と気持ちの良い自然光で包まれていました。
建物も全く問題なく使わせていただいてるとおっしゃっていただき、そこは一安心しました。
どんどん新しいことにチャレンジされるお施主さんのスタンスを見させていただき、とても良い刺激をいただきました。

今回で4回目となるサンワカンパニーデザインアワード2018、施工事例コンテストで優秀賞をいただきました。

応募総数は197作品とのことでした。

サンワカンパニー本社で授賞式が行われ、それまで受賞とは聞いていましたが、賞の内容は当日まで伏せられておりました。結果は次点の優秀賞。

私たちが考えた事を少しでも発信できる機会を与えていただき、たいへん貴重な体験となりました。

これからも邁進してゆきたいと思います。

入口までのアプローチの土間コンクリートに、SUSのプレートサインを取り付けていただきました。

店の名前やメニューを全面的に主張するのではなく、窓から見える明かりの雰囲気、くぐってみたくなる暖簾でお客さんを引き込みます。

店主の料理への探求心と、人柄がなくては成立しにくいスタイル。

でもこの店にはそれが確かにあるだろう、そんな事を想像させるひかえめなサインです。

2階のお店に上がるための屋外階段の入口に取り付ける暖簾を、ファブリックスケープさんに作っていただきました。

お店の名前「ヨンヒャクド（400℃）」のとおり、一歩暖簾をくぐると、そこには想像もしなかっためらめらした雰囲気が演出されています。

暖簾を透過してはいるネオンのような光によって、お店に入るまでの期待感が見事に空間化されていました。

暖簾をくぐるお客さんの姿を想像すると、オープンが待ち遠しくなります。

お店の名前はヨンヒャクド。

この名前には、窯温度400度の火を使ってピッツァを中心に食事を提供するという意味があります。

めらめらとした火の熱さ、火を取り巻くお店の熱気や雰囲気を、インプルにイメージさせるロゴを提案させていただきました。

その為に、具体的な数字【400】より、温度の高さを表す【℃】に注目し、アイコニックな建物のコンセプトとの親和性を考慮し決定しました。

このロゴを使って、お店のサインや名刺等もここからデザインさせていただきます。

この度、岡山市北区で設計業務を進めていた住宅が竣工致します。
つきましてはクライアント様のご厚意により、オープンハウスをさせて頂くことになりましたので是非お越し下さいませ。

日時：11/4（土）10:00 ～ 17:00
場所：岡山県岡山市北区富田町2 丁目2-113
交通：JR 岡山駅より徒歩11 分
※周辺にお住まいの方にご迷惑となる可能性があるので、
　なるべく公共交通機関をご利用下さい。
連絡先：075-353-5570（事務所）
　　　　080-1457-8792（奥田）
　　　　info@oharchi.com（E-mail）
※ご不明な点があればご連絡下さい。

いよいよ内装の仕上げを最終確認していくタイミングになりました。

家具のほとんどがワラン合板で仕上げています。

透明の塗装ですが、塗装の種類によっては濡れ色の具合が違ったり、肌触りがちがったり。実際に手が触れる場所の仕上げでもあり、慎重に選定してゆきます。

オリジナルのペンダント照明の試作を作っていただきました。

木の型枠にモルタルを流し込み、乾いたらぱかっと脱型して完成。簡単そうに見えて、外す時にモルタルがかけたり気泡ができていたり。何度も試しで作ってよりより仕上がりを目指します。

鉄骨建方後の現場確認を行いました。

模型やCGで検証した空間のスケール感や建物のアウトラインが露わになり、このタイミングで初めて空間体験できます。

この確認の後、今の設計のままで進める所、もう少し検討の余地がある所等、設計図を振り返ってゆきます。

また、どうしても出てくる数mmの建方施工誤差等を現場で確認し、今後の納まり検討に反映してゆきます。

店舗付き住宅は、通常人の出入り等を考えると、お店が1階にあることが多く感じます。

しかし今回は、2階にお店を計画し、屋根をぐっと下げて空を近くに感じられる心地よいお店を提案させていただきました。
とても気に入っていただき、実施設計に向けて細かなプラン調整にはいります。